「お金・相場に関する幸福否定 7:相場における異常行動・心因性症状-2:①最低限の知識についての勉強ができない
* 用語説明 *
幸福否定理論:心理療法家の笠原敏雄先生が提唱。心因性症状は、自らの幸福や進歩を否定するためにつくられるという説。娯楽は難なくできるのに、自らの成長を伴う勉強や創造活動に取り組もうとすると、眠気、他の事をやりたくなる、だるさ、その他心因性症状が出現して進歩を妨げる。このような仕組みが特定の人ではなく人類にあまねく存在するという。
抵抗:幸福否定理論で使う”抵抗”は通常の嫌な事に対する”抵抗”ではなく、許容範囲を超える幸福、自らの成長・進歩に対する抵抗という意味で使われている。
反応:抵抗に直面した時に出現する一過性の症状。例えば勉強しようとすると眠くなる、頭痛がする、など
相場:(本稿で扱う意味)
実物・現物・直物取引ではなく、市場における価格変動によって生じる差額で利益を得ようとする投機的取引。(goo国語辞典)
*指標としての反応の使い方の違いのまとめ*
・個人の抵抗が強い領域
個人としては自分の反応を追い、抵抗がなくなった部分を意識上で理解できた部分を形にしていく。
・専門家の抵抗が強い領域
(どの分野でも)ある程度、専門性がある人の集団においては、専門家の中で、不自然に避けられている部分の反応を探る。例えば、当然検証されるべき事が、専門家の著書や論文、インターネット上で全く見当たらない、など。この場合、該当部分を専門家を相手に話をすれば、反応(あくび、眠気など)が出る事が多い。
・専門家、一般人の分け隔てなく全体的に抵抗が強い領域
専門家、一般人の区別なく全体に抵抗があるように思われる事に関しては、個別の反応の調査の積み重ねでは限界があるため、並行して、本稿においての”お金を稼ぐために莫大な時間を使うにも関わらず、多くの人がお金とは何かを知らない”など、明らかにおかしい点を抽出しながら比較検証の精度を高めていく。
・日本(1835兆円)
預金・現金 53.3%
保険・年金・定型保証 28.8%
株式等 10.0%
投資信託 3.9%
債務証券 1.3%
その他 3%
・米国(88.9兆ドル)
現金・預金 12.9%
保険・年金・定型保証 31.7%
株式等 34.3%
投資信託 12.0%
債務証券 6.5%
その他 2.7%
・ユーロエリア(24.5兆ユーロ)
現金・預金 34.0%
保険・年金・定型保証 34.0%
株式等 18.8%
投資信託 8.8%
債務証券 2.3%
その他 2.2%
・自分の周辺調査9名(プロ投資家1名、金融業4名、物流業2名、治療家2名)において、1名のプロの個人投資家を除き、勉強せずにトレードをやっている事が確認ができた。
・5名の協力者において、全員、相場チャートもしくは、値で反応が出る事が確認できた。
という調査結果と、”相場は9割以上負ける”と言われている事実を考えても、妥当であると考えています。
・ある程度のところまでは、対象(本稿では相場)に関して、全体の抵抗を探る指標として、何人かの反応を総合的に見る事によって、指標として利用できる。しかし、この方法には限界があり、一定の線を超えると”反応を出さない”という操作も含め、不明瞭化が強くなるので、指標としては使えない。そのため、反応は着眼点として利用し、その先は、対象の比較検討を中心とする。
・自分自身の抵抗が弱まると、対象(相場)の見え方が変わってくる。また、比較検討の水準も上がってくるため、検証の過程を、人を選んで(関心がある人に限る。嫌がる人にはやらない)話をしてみる。この場合、相手にあくび、眠気などの反応が出る事があるので、相手の反応が参考になる事がある。但し、抵抗があることが確認できるだけで、話の結論が正しいという事にはならない。
・世間一般が認めるような、良い会社に入って出世する人生
・所得は低いが、やりがいのある仕事を選んで幸せな生活を送る人生
・起業して成功する人生
・お金には縁がないが、自由に生きる人生
・理解者はいなかったが、一生芸術活動に打ち込んだ人生
教科書で学んだり、報道や書籍で知る世界の仕組みと、実際の世界の仕組みは全く違う。我々は、言論の自由が保障されている世界で生活していると思い込んでいるが、遠い将来から見れば、壮大なマインドコントロール下にある。
相場に取り組む事により、既存メディアが自主規制している情報に必然的に触れる事になり、自分自身が意識でわかっていないマインドコントロール状態を、望む望まないに関わらず解いていく事が必要になる。
注1:
統計データに関しては、サンプル抽出に問題があると、対象の本質とはかけ離れたデータが出る事があります。
注2:
歴史を俯瞰した上での推測になりますが、支配層のトップが〇〇と決まっているという事はなく、王室や貴族のような、最も自由度がない、絶対に立場を変えられない人たちの周辺に情報が集まるようにできており、その体制を企業グループや政府が監視するという仕組みになっているのではないか?と考えています。
ヨーロッパの王室や貴族は世界中の白人社会と婚姻関係で繋がっていますが、アジアにおいては、支配層が婚姻関係で繋がっている事はありません。
2010年以降の世界のマーケットをを見ても、アメリカ、ユーロネクスト、ドイツ、イギリスの市場は上昇傾向にあります。一方で、経済成長著しいアジアの市場は、欧米市場ほど、株価が上昇していません。
この点についても、欧米の国境を越えた支配層の複合体のほうが、アジアの国別の複合体より強く、利益が欧米に流れる仕組みが出来ている事が原因なのではないか?と考えています。
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