『人間性の否定と虚構の世界』~はじめに
* 用語説明 *
幸福否定理論:心理療法家の笠原敏雄先生が提唱。心因性症状は、自らの幸福や進歩を否定するためにつくられるという説。娯楽は難なくできるのに、自らの成長を伴う勉強や創造活動に取り組もうとすると、眠気、他の事をやりたくなる、だるさ、その他心因性症状が出現して進歩を妨げる。このような仕組みが特定の人ではなく人類にあまねく存在するという。
抵抗:幸福否定理論で使う”抵抗”は通常の嫌な事に対する”抵抗”ではなく、許容範囲を超える幸福、自らの成長・進歩に対する抵抗という意味で使われている。
反応:抵抗に直面した時に出現する一過性の症状。例えば勉強しようとすると眠くなる、頭痛がする、など
①第二次世界大戦後の先進国の社会基盤は想像を絶する虚構に基づいているという疑惑がある。
②「人類は先進国を中心として、人権意識が高まり、進歩している」という前提で疑問が生じ、その裏で罪悪感を生じさせずに犯罪を行う心理的操作の技術を意図的に発達させてきた。
注1:「投資」や「主体性」という方向で心理療法を行っていた、社会生活ができているクライアントの心理療法は膠着状態に陥るか、クライアントが心理療法を辞めるという状況になりました。また、がん患者においては心理療法の手法が全く通用しない程、抵抗が強いという事がわかりました。心理療法においては「抵抗を乗り越える事はできなかった」と結論付けています。但し、自閉症のクライアントや、統合失調症のクライアントが、一般社会が「陰謀論」で片づける疑惑の本質を見破る力がある事がわかり、また、心理療法において、より一層の改善を見せ始めるという現象が起こっています。
注2:WHOは2020年、2021年の2年間に超過死亡から計算し、約1500万人が新型コロナウイルスにより死亡したという推計を発表しています。
注3:ここでの「抵抗感」は嫌な事に対しての抵抗感であり、笠原先生が提唱している幸福否定の抵抗と意味が違う事になります。
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